週末デッドエンド

勉強と日記と怪文書

2021-05-21 Fri

勉強

Real and Complex Analysis (–pp.38; 2.10 Theorem)

ch.2 Positive Borel Measures に突入。最初の方は簡単なトポロジー。ウリゾーンの補題の直前まで読んだ。すぐ理解できなかったことについて書く。

定理

 X位相空間とする。 p \in A の近傍 (  p を含む  A の開部分集合 ) を  N_p と書く。

 A \subset X が開集合  \Leftrightarrow  A = \bigcup_{p \in A} N_p

証明

 ( \Rightarrow )  A 自身が  p \in A の近傍だから、 A \subset \bigcup_{p \in A} N_p。また、定義から  N_p \subset A だから、 \bigcup_{p \in A} N_p \subset A

 ( \Leftarrow )  A = \bigcup_{p \in A} N_p のとき、 A が開集合  N_p の合併だから、位相空間の公理から  A は開集合。

2.5 Theorem Corollary (a)

ハウスドルフ空間  X のコンパクト部分集合  K閉集合

証明

2.5 Theorem より、 K^c の任意の点  p \in K^c に対して開近傍  U_p \subset K^c がとれるので、 \bigcup_{p\in K^c } U_p = K^c は開集合。

2.10 Theorem Corollary

 X 上の複素数値関数  f の台とは、 \{ x \in X \mid f(x) \neq 0 \} の閉包のこと。 台がコンパクトである複素数値連続関数の全体を  C_c(X) と書く。

連続関数によるコンパクト集合の値域はコンパクトである ( 2.10 Theorem ) 。

このとき、任意の  f \in C_c (X) の値域は複素平面上のコンパクト集合である。

証明

 X がコンパクトなら  f(X) もコンパクトである ( 2.10 Theorem ) 。

 K f \in C_c (X) の台とすると、 f(X) \subset f(K) \cup \{ 0 \}

 X がコンパクトでないとき、 0 \in f(X) である (  0 \notin f(X) とすると、 X = \{ x \in X \mid f(x) \neq 0 \} なので、両辺の閉包を取れば  X = K。つまり X がコンパクトになり仮定に反する )。よって、 f(K) \cup \{ 0 \} \subset f(X) \cup \{ 0 \} = f(X)

したがって  f(X) = f(K) \cup \{ 0 \} f(X) はコンパクト集合の合併になるのでコンパクト。

日記

断酒10日目。

Big Rudinを気の向くままに読み進めた。StackExchangeに何でも書いてあるので大いに参考にした。

他人に読まれる前提をせずウェブ上に日記を書いているのだが、他人が読まなくとも自分が後で読み返すことを想定すると、日記に題名をつけておく必要がありそう。だが、何もない日常に無理やりタイトルをつけるの難しい。