週末デッドエンド

勉強と日記と怪文書

2022-01-23 Sun. — 将棋はノーリスクギャンブルだ。

日記

断酒・日記継続24日目。

夜中に将棋をしてしまって寝れなかった。日中も結局寝ず、本を読んだり将棋をしたりした。

大人になってから将棋を始める場合、初心者のうちは知識の有無で優劣が決まると思う。私は、自分の戦法を居飛車に決めて、対抗形の場合はエルモ囲い、相居飛車のときは相掛かりと角換わりに決めて定跡書を読んでいる。それと「羽生の法則」「寄せの手筋200」を読んで、後は適当に指している。これで将棋ウォーズ1級、将棋倶楽部24はR600くらいの初心者になった。私の場合はこの手の勝負のセンスがとにかく無いので、これだけ勉強してようやく初心者という感じなのだが、要領のいい人はこれで将棋ウォーズ2段くらいにはなってると思う。

いまさらだが、脱初心者にはあまり向いていない戦型選択だ。あまり囲わない将棋が好きなのだが、そのせいで負ける。相手が矢倉や雁木を指向すると、直ちに勉強していない戦型になるので、これも負けがち。かといって相掛かりや角換わりになっても勉強不足なので負ける。対四間飛車にはエルモ囲いを勉強したので、ようやく勝てるようになってきたという状態だが、対三間飛車・向かい飛車・中飛車には負ける。相手の隙を発見できたらどうにか勝てるという状態だが、基本的には負け越している。

これだけ書くとなんで将棋をやっているかわからないが、将棋というのは要するに確率50%弱で勝てる無料のギャンブルなのだ。金銭的リスクはほとんどゼロで手軽に射幸心が満たされる。実際は毎月手数料を払った上で時間を溶かして生活リズムを狂わせているのだが、一度やり始めると時間のことなど忘れてしまい、朝になるまでやめられない。相手を身動きが取れない状態まで追い詰める快感は他に代えがたい。不利になったら投了すればいい。そして、アプリでは同じレベルの相手が充てがわれるので、勝ちに飽きてやめるということもない。将棋というゲーム自体に結論が出ることも当分はなさそうだ。

本当に向いていない人にとってはとことん向いていないゲームだと思う。少なくとも自分の場合はやめたほうが身のためだが、中毒化しているので当分はやめられそうにない。