週末デッドエンド

勉強と日記と怪文書

2021-10-27 Wed. — 将棋中毒による不眠症とばあちゃんの介護と今後の身の振り方と。

日記

断酒98日目。

原因が明らかな不眠症に悩む。

最近睡眠がうまくいかない。理由は明らかで、なぜか寝る直前に無性に将棋がしたくなって、延々とネット将棋を指し続けるからだ。深夜なので頭もまともに稼働していない中、あまり深く考えずにただ指し続けているだけなのでやる意味がない。負けたら気分が悪くて「次勝ったら終わろう」、勝ったら気分がよくて「もう一回やろう」になるので、ギャンブル中毒のようにひたすら時間を溶かしている。本当によくない。しばらくはネット将棋を禁止したい。勉強はまだしも考えないで指すネット将棋は意味ない。

ばあちゃんの介護生活の終焉と、今後の自分の身の振り方を考える。

末期がんのばあちゃんの体力が落ちてきた。余命宣告の期限が近づいている。

私は大学院をやめて3年ほど実家でフリーターをしているのだが、この3年間ばあちゃんの介護の手伝いや甥っ子の面倒を見たりしていたので、実家でフリーターをする正当化がなんとなくできていた。赤ん坊や老人は自力で用を足したりするのも困難で、急に風邪を引いたりするので、時間に融通がきくフリーターや主婦が家族内にいれば何かと役に立っていた。例えば、風邪を引いた甥っ子が保育園を休んだときに一日世話をしたり。あるいは、突然体調が悪化したばあちゃんを病院に連れて行ったときには、ひとりが運転して、もうひとりが後部座席でばあちゃんに付き添って嘔吐の処理をしたりする、といった具合。何かと時間が自由に使える人が二人いると心強いことが多かった。

甥っ子も3歳半まで成長してだんだん手がかからなくなってきたし、そのうえばあちゃんがいなくなるといよいよ実家でのフリーター生活を自己正当化することができなくなる。そろそろ今後の身の振り方を考えなければならないのだが、国立の大学の理学部を卒業し、大学院で中退して3年間フリーターを続けているというのは私の地元では珍しいキャリアのため、あまり周りに相談ができない。知り合いや親戚は役所に勤めたらどうか、とか言ってくるのだが、役所で働く知り合いからいい話を全く聞かないので、就職先としては自分には向かないと思う。

大学も学部で卒業研究をした程度で修士は持っておらず、知識はともかく専門的な技術はしっかりと身についてないので、例えばもう一度学部や大学院を受験し直して数年書けて修士・博士を取ったりしないと、専門的な分野での就職はよほど強い信念がなければ絶望的だろう、と思っている。しかしそれが無理となると大学の数年間で曲がりなりにも身につけた知識を活かすことが全くできない。とにかく個人的には、自分の能力もやる気も非常に中途半端な位置にあると捉えているので、八方塞がりの状況のように思えてしまっている。

しかしこの3年間は散発的に数学や将棋やプログラミングを勉強しながら塾でバイトしていただけなので、ここから人間らしい生活を取り戻していくためには、おそらく1年くらいのオーダーで何かひとつのことに集中しなければいけないと思う。最近はゲームを作ってみたくて React の勉強をしているので、例えばソフトウェアの開発や勉強にかける時間を意識的かつ計画的に増やしていかないといけない。

しかしいまは目の前のばあちゃんの介護があるので、自分のことについてはこれから追々考えよう。